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NEW週末マイファーム2024.11.28
週末マイファーム|クリスマスシーズンにぴったりの「ポインセチア」
今月の週末マイファームは、これからのクリスマスシーズンを華やかに彩ってくれる真っ赤なポインセチアについてご紹介します。
知っているようで知らない、本当の性質
別名をクリスマスフラワーとも呼ぶポインセチア。ところが、実はメキシコのサバンナ原産の熱帯植物なので、寒さにはとても弱いのです。クリスマスシーズンに出回る品種改良された園芸種のものも寒さにはあまり強くなく、10℃以上の環境で育てるのがベストだそうです。
その昔、インディアンはポインセチアの色素を抽出して織物や化粧品に使ったり、乳白色の樹液を解熱に使用していたといわれています。同じ科の植物(トウダイグサ科)には有毒植物が多いのですが、ポインセチアは無害です。
また、ポインセチアの特徴でもある赤などに色づいた部分。これは花のようにも見えますが、実は花ではありません。ポインセチアの本当の花は真ん中のつぼみのような黄色い部分で、色づいた部分は苞葉(ほうよう)と呼ばれており、花を保護するためにあるそうです。
ポインセチアの名前の由来
ポインセチアは、アメリカの初代駐メキシコ大使で植物学者でもあったポインセット氏の名前から来ています。彼は赴任先のメキシコでこの真っ赤な植物に魅了され、自宅に持ち帰り、植物園や園芸仲間ヘも提供したのをきっかけに、徐々に世界中へと広がっていきました。
なぜクリスマスフラワー?
ポインセチアがクリスマスに飾られるようになったのは、17世紀、メキシコにやってきた修道僧たちが、キリストの誕生祭の行列で使用したのが発端で、その後徐々にクリスマスの飾りとして世界中に広まっていったといわれています。
ポインセチアの赤色は「キリストの血」、緑は「永遠の象徴」、白が「純潔」を表し、花や苞(ほう)の形が、イエス・キリストの生誕地とされているベツレヘムの星を連想させることから、縁起のよい植物とされるようになりました。
ポインセチアは、風水的にも「良い運気を呼び込む植物」として知られています。 特に、赤色のポインセチアは活力やエネルギーを象徴し、家に明るい活気をもたらしてくれます。また、白いポインセチアは清らかなエネルギーを象徴し、平和や調和につながるリラックススペースや寝室に置いても良いそうです。
ポインセチアの育て方
乾燥に強く過湿を嫌うので、水を与え過ぎず乾かし気味に育てるのが長く楽しむコツです。
置き場所は?
日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。真夏の猛暑や強光で弱る場合があるので、夏は涼しい半日陰に置きましょう。寒さにも弱いので冬は室内に取り込みます。ガラス越しの日光があたる明るい場所などに置きましょう。
肥料
春秋の生育期間には有機肥料を施します。
アルム農材有機肥料「畑の美食(https://www.almnet.co.jp/item/item001/)」
キレイに色づかせるための短日処理
ポインセチアは、光が当たる時間が短くなることで花芽をつける短日植物です。クリスマスシーズンに赤く色づかせるために、プロは光が当たる時間を短く管理する「短日処理」をおこないます。家で栽培している場合も9月から11月には夕方5時から翌朝8時ごろまで、段ボール箱などをかぶせて暗くすると花芽をつけさせることができます。苞葉が完全に色づくまでこの処理を続けます。
さらに色づきよく長持ちさせるにはミネラル配合漢方活性剤などを月1回程度施すと良いでしょう。「アルム真(https://www.almnet.co.jp/item/alm-shin/)」