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週末マイファーム2023.06.29

週末マイファーム|6月のガーデニング:ジューンベリー

6月はこれからどんどんと美味しい果物が実り始める季節です。今回ご紹介したいのは、育てやすい果樹でもあり、シンボルツリーとしても楽しみの多い「ジューンベリー」です。

ジューンベリーは、カナダ東南部からアメリカを原産地とするバラ科の落葉広葉樹。丈夫で育てやすいため欧米で人気の庭木です。

狭い庭でも育てやすく、里山にある雑木のような雰囲気が出せるのも魅力。和風洋風どちらの庭にも相性が良いなど、日本人のライフスタイルにもぴったりなため、ナチュラルガーデンの主役として急速に普及しています。

ジューンベリーの魅力はまず春、桜と同じような時期に白い花を咲かせること。桜の木は成長が早い上、大木になることで、あまり一般の住宅にはおすすめできない樹木です。しかしジューンベリーは、桜の花に似た白くて清楚な花を咲かせることで、庭木にできる桜に似た木と言うことで広く受け入れられました。

その次に大きな魅力は、6月以降に収穫できる果実です。ジューンベリー(Juneberry)の名前の由来はこの6月に赤い実がなることから。生のままヨーグルトやサラダのトッピングに。そのほか、ジャム、果実酒としても利用できます。ブルーベリーなどとは異なり一本だけで結実可能であるため、果樹としても手頃な感覚で楽しめるのです。

そして秋、落葉樹であるジューンベリーは葉色が明るく紅葉してお庭を彩って、家族に季節の到来を教えてくれます。

ジューンベリーの植えつけは11月~3月までが適期で、日当たりのよい、水はけのよい場所を選んで植えつけるのがポイント。耐陰性もあるので、明るい日陰でもよく育ちます。
狭い場所に植えるジューンベリーは株立ち種がおすすめです。たとえば「バレリーナ」は樹高が1mぐらいでも実をつけ、大きいサイズの実をつける品種です。
植付け時には、植え穴にアルム顆粒を一握り撒いてやると素早く根付いて元気に成長してくれます。アルム顆粒

https://www.almnet.co.jp/item/alm-karyuu/

 

雑木の雰囲気を楽しむ樹木なので、風通しが良くなるように不要枝を整理する「透かし剪定」を落葉期におこなう程度です。耐寒性が強く病気や毛虫も少ないのもメリットですね。

眺めても、飾っても、食べても、それぞれに素敵な癒しを与えてくれるお庭の植物たち。
彼らを心の友に加えて豊かなひとときを過ごしてみませんか。