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週末マイファーム2022.08.18

週末マイファーム8月―今が植えどき、丸ごと楽しむマイファームニンジン―

夏野菜でにぎやかだった週末マイファームも終盤となり、そろそろ次の栽培を準備する頃ですね。今回は、8月に種を植えて秋冬(11〜2月)に収穫できるニンジンをご紹介します。

◇人参の栄養について

ご存じのように、ニンジンは野菜の中でもダントツに栄養が豊富な優秀な野菜です。特に多く含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜の免疫を増強します。さらに、有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用が高く、アンチエイジング癌予防にも効果が期待できるそうです。

そして、ニンジンは見た目にも可愛くて華があり、お料理の彩りには欠かせない存在でもあります。この色は、見ているだけで元気が出る陽気なワクワク感がありますが、実際に色彩心理学でも、オレンジ色は胃腸を刺激して食欲を促す効果があるそうです。最近では色とりどりのカラフルニンジンも登場して、より一層楽しい食卓が演出できそうですね。

◇人参は家庭菜園で育てることができます

そんな頼もしい野菜、ニンジンをマイファームで、そして無農薬で育ててみましょう。自分で作れば、普通では手に入りにくい葉っぱの部分も使うことができます。ニンジンの豊富な栄養は、意外にも根の部分より葉のほうに1.5〜3倍も含まれているのです。そしてそれらの栄養は油と相性が良いので、天ぷらにすると、美味しくて栄養もしっかりと吸収できますよ。

さらにマイファームで育てると、珍しい可憐な白い花を見ることができます。ニンジンは根を食べる野菜ですから、全てを収穫するのが基本ですが、収穫し残したところには翌年の春に綺麗な白い花が咲くのです。人気のレースフラワーにそっくりですが、それもそのはず、同じセリ科の親戚なのです。こちらは食べずに飾って楽しみましょう。

◇ニンジン栽培は発芽がポイント

ニンジンは、縦に長い日本で季節ごとに産地を変えながら出荷されるので、ほぼ一年中いつでも手に入れることができます。しかし、栽培する場合の種まきの適期は「春まき」と「夏まき」の年2回です。 春まきは発芽しやすいといったメリットがある一方、夏まきは害虫被害が少ない、トウ立ちしにくいといったメリットがあります。

※トウ立ちとは、農作物に花芽が咲き、花茎が伸びることをいいます。

ニンジンは育てやすい野菜ですが、いくつか注意ポイントがあります。
まずは土台となる土づくり。ニンジンは根が深く伸びるので、深くて弱酸性の団粒化した土が適しています。この土づくりにはわが社アルム農材事業部の微生物資材「OKY-999(オーケーワイスリーナイン)」が活躍します。善玉菌を増やして水持ち水はけの良い土になるのを助けてくれます。


https://www.almnet.co.jp/item/oky%e2%80%90999/

そして元肥にも追肥にも使える有機肥料「畑の美食」を入れて畝を立てます。


https://www.almnet.co.jp/item/item001/

ニンジンは移植を嫌うので、苗を育てて植えるのではなく、畑に種を直まきして育てるのが基本です。そして種の発芽率が低いため、「種まきから発芽」までの間、乾燥しないように気をつけるのが2つ目のポイントです。
比較的ゆっくり成長するニンジンを、週末ごとに楽しんでいきましょう。

参考ページ
マイナビ農業「ニンジンの栽培方法とおすすめ品種 ポイントは土作り!」
https://agri.mynavi.jp/2020_09_03_130666/