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家づくりについて2022.10.27
週末マイファーム―10月はカブ(蕪)を植えてみませんか―
10月のマイファームではカブ(蕪)を植えてみませんか。
家庭菜園初心者でもプランターでも育てやすく、種まきから収穫まで約1ヶ月半と早いのも大きな魅力です。
ちょっと地味な野菜のようですが、とても実力のある素晴らしい作物で、サラダ、煮物、蒸し物、漬物など、たくさんのレシピに使えて、栄養的にも有難い効能効果の高い食材です。
かの天才軍師、諸葛孔明が愛した野菜とは?
カブの原産地は中東のアフガニスタンや地中海沿岸の南ヨーロッパともいわれていますが、その歴史は古く、中国最古の詩篇である『詩経』や、古代ギリシャ史にも記述があるというのですから、2千年以上の食の歴史を持つ、野菜の中でも最も古カブ(笑)ですね。
そして、かの『三国志』の天才軍師、諸葛孔明が愛した野菜だというエピソードもあります。
孔明が10万人もの大軍を率いて南征に向かう途中、野菜不足のせいで兵士が衰弱していき、なんとかせねばと目をつけたのが、当時「蔓菁(まんせい)」と呼ばれていた、自生のカブでした。
カブは春夏秋冬いつでも、土壌を選ばずやせた土地でも早く大きく育つ上、根、茎、葉まで、すべての部分を、生でも煮てもおいしく、干して漬ければ保存食にもなり栄養価も高いと、兵糧としては絶好の作物だったのです。
兵舎の周りで栽培させながら軍を進め、無事遠征を終えて帰国する時もカブを持ち帰り、各地で栽培させました。これがカブの人工栽培のはじまりとなり、人々は孔明の功績をたたえ、蔓菁を「諸葛菜(しょかつさい)」と呼ぶようになったのだそうです。
その後日本に伝わったカブは、最古の歴史書「日本書紀」に、女帝持統天皇が凶作時の救荒作物としてカブの栽培を奨励した記録が残されており、江戸時代以降には全国各地に数多くの品種が誕生していきました。
そして現在では、日本は世界の植物学者から「カブの第二の原産地」と例えられるほど、カブの栽培が盛んな国のひとつとされています。
抗酸化物質のアントシアニンが美しい品種「あやめ雪」
カブは根よりも葉の方が栄養豊富
カブは根の部分が主役と思いがちですが、実は葉の部分のほうが、はるかに栄養をたくさん含んでいて、カブの根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜に分類されています。
根にはビタミンCやカリウム、また、消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれているので、胃もたれや胸やけの予防改善に効果があります。
また、葉にはβ-カロテン、ビタミンC、カルシウムが豊富に含まれ、特に体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンが豊富に含まれています。それらが免疫力の低下を予防し、便秘の解消や、生活習慣病の予防に役立ってくれます。
カブの栽培ポイント
カブは涼しい気候を好み、小カブなら、真夏以外の春まきと秋まきの2回栽培することができます。ただしアブラナ科野菜は、同じ場所で連作すると土壌病害やホウ素欠乏症などが発生して育ちにくくなるため、植える場所を変えたり、土づくりをしっかりと行うことが大切です。アルム農材の微生物土壌改良材を混ぜてやると、善玉微生物が働いて次第に地力が上がっていきます。
アルム農材 微生物土壌改良材
https://www.almnet.co.jp/category/item/itemgenre/dojyokairyo/
植え付けの時には、カブは移植を嫌うので種まきから初めて、少しずつ間引きしながら育てます。そしてキク科の野菜、レタスやシュンギクなどを交互に植えてやると、
キク科の植物を嫌う害虫が寄り付きにくくなりますよ。
植え穴には「アルム顆粒」をひとつまみずつ同時に入れてやることでも、生薬の匂いが病害虫を遠ざけると同時に、発根を促して病気にかかりにくいしっかりした植物に育ちます。
「アルム顆粒」:https://www.almnet.co.jp/item/alm-karyuu/
種から育てると、間引き菜もトッピングになりますし、すべて無駄なく利用することができるのもマイファームならでは。
そして成功も失敗も、何より、そこで過ごす時間は心の肥料になるでしょう。