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週末マイファーム2023.07.27
週末マイファーム|暑い季節、わが家にあると嬉しいミント
ミントはシソ科のハーブで原産地は地中海沿岸です。ミント栽培の歴史は古く「世界最古の薬」とも言われ、ギリシア神話にも登場しています。
その清涼感のある香りは、お菓子やハーブティー、料理の彩りや香りづけ、防腐・殺菌、アロマテラピー、化粧品、入浴剤、さらにはサシェやポプリ、リースなど…。実にさまざまに利用されています。
ミントは品種も多く新種も次々登場していますが、今回はオススメの種類や楽しみ方、育て方のちょっとしたコツをご紹介します。
ミントティーの効用
ミントをお庭に植えておくと、氷を入れたドリンクやアイスクリームなどのトッピングにすぐに使えてとても重宝します。さらに、ミントの利用法の中でも薬効成分をしっかりと取り入れることができるハーブティーは、週末マイファームでの一番のオススメです。お庭のミントを収穫してポットなどに入れてお湯を注いで2〜3分、とっても簡単な方法で次のようなたくさんの効果があります。
(1)健胃作用
ミントに含まれるメントールには整腸作用があり、暴飲暴食や胃もたれ、胸やけによる嘔吐や下痢などの症状などを抑えて、消化器官を健康に保ってくれます。多くの胃薬にも使用されているんですよ。
(2)口臭予防
ミントには強い殺菌力があるので、口臭の原因を除いてくれる上、特有の芳香が口臭予防にピッタリなのです。ハミガキにも使われていて馴染み深いですね。
(3)心身のリラックス
ミントには、イライラやストレスを鎮めてリラックス効果を与えてくれるドーパミンの濃度を高める働きがあります。そのため、イラつきや気持ちの落ち込み、うつ病などの症状に特に効果的とされています。
(4)鎮痛作用
ミントに含まれる麻痺作用や抗菌作用によって、主に虫歯や歯痛、頭痛などの痛みを和らげてくれる効果があります。痛みがあっても薬には抵抗があるという人におすすめです。
(5)安眠効果
ミントに含まれる爽やかな芳香や心身のリラックス効果によって、緊張感を取り気持ちを落ち着けて深い眠りにつく効果があるとされます。
(6)冷え性の改善
ミントには保温効果や発汗作用、血液の循環を良くしてくれる働きがあるので、冷え性の改善が期待出来ます。
オススメの品種
たくさんある品種の中で、ミントティーなどに使う一般的なミントと言えば、「ペパーミント」と「スペアミント」、「アップルミント」です。
これらのミントは、一般的に入手しやすく、ミントティーに適した香りと効果を持っています。お好みの味や香りを選ぶのも楽しいですし、数種類育ててミックスするのもオススメです。
わが家にミントを育てておけば、必要な時に必要な量だけ葉を収穫できてとっても便利。新鮮な葉っぱを使うことで、より効果的なミントティーを楽しむことができます。
※ミントティーの効能は結構強いので、多量に飲み過ぎてしまうとお腹の調子をくずすことがあります。飲んでも一日一杯程度に。また、母乳の抑制作用があるので妊娠中や産後は控えましょう。
ミントの育て方と注意点
ミントは種から育てる場合には春に植え付けしますが、夏に欲しいときは鉢植えを購入しましょう。ミントは地下茎で繁殖していく大変繁殖力の強いハーブなので、地植えにして環境に合うと勢いよく増えていきます。増え過ぎて他の植物が育たなくなる場合もあるので育てるには鉢植えがオススメです。異なった種類のミントの鉢を並べて育てるのも楽しいですね。
育てる場所は、日当たりが良すぎる場所だと葉焼けする場合があり、日陰では葉の色や香りが悪くなってしまうので、半日陰で風通しの良い場所が最も適しています。
暑くてバテがちな心や体をリフレッシュさせてくれるミントティーを、この季節にぜひ取り入れてみましょう。