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週末マイファーム2023.09.28

週末マイファーム|有機栽培でつくるシャキシャキ玉レタス

レタスにはさまざまな品種がありますが、レタスと言えばこれをイメージするほど一番なじみ深くて美味しい人気者が玉レタスですね。10月は気候も安定して涼しくなる時期で、病害虫の被害も出にくくなるので、週末マイファームにはとても良い季節です。
今月は秋に育てるシャキシャキ玉レタスについてご紹介します。

ロメインレタスの花

レタスはキク科の植物で原産地は地中海沿岸から中近東地帯です。意外ですが、レタスは人間が利用した食料の中でも最も古い野菜なのだとか。エジプトの古代遺跡の壁画には、レタスと思われるレリーフが発見されているそうで、アレクサンダー大王によってギリシャに伝えられ、その後ローマ帝国の全域に広まりました。この時代レタスを最も好んで食べていたのはローマ人で、現在結球しないレタスとして知られる「ロメインレタス」がありますが、これは文字通り「ローマ人のレタス」という意味なのです。

ロメインレタス

玉レタスは気温にデリケートでお好みの温度は15〜20℃。日本での生産は、高原の冷涼な気候を活かして栽培される長野県の川上村が全国1位です。

長野県川上村のレタス畑

玉レタスの栽培ポイント

玉レタスは、文字どおり結球するレタスで、苗を植えつけてから収穫まで50~60日かかりますが、ビタミンC、Eやカロテン、カルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富で栄養価の高い野菜です。タネから育てるとじっくり観察できますし、気軽な週末マイファームには苗からがオススメです。

まずは大切な土づくりを

毎年、同じ場所に同じ科の野菜を栽培することを「連作」と言いますが、連作すると生育障害や病害虫が発生します。キク科の野菜を同じ場所で栽培する場合は、2~3年空けるか、有機質の土壌改良材などを入れて土作りを行うことで障害を予防しましょう。
プランター栽培では、毎回新しい用土を使うことが失敗を防ぐポイントです。

★プロの葉物野菜農家が使う土壌改良材はこちら
「OKY-999(オーケーワイスリーナイン)」「Dr.放線菌(ドクターホウセンキン)」
https://item.rakuten.co.jp/almagri/housenkin700-oky300set/

レタス有機栽培のポイント

苗を植付けするときは、素早く根付くための活性材と元肥を入れます。
植えたあと根付くまでの約1週間はたっぷりと水を与え、根付いたら土の表面が乾いた時にしっかりと水を与えます
玉レタスは水やりが多すぎて多湿になると病気の原因となります。回数は少なめにして1回の水やりの量を多くするのがポイントです。結球が始まる頃から、少し乾燥気味に育てます

★元肥となる有機肥料を入れる。
「畑の美食」 https://item.rakuten.co.jp/almagri/10000022/
★素早く根づいて成長を促す活性材はこちら。
「アルム顆粒」https://item.rakuten.co.jp/almagri/10000008/
植え穴にスプーン一杯を撒いてから苗を植え付ける。
「アルム純」https://item.rakuten.co.jp/almagri/10000003/
植付け時:ジョーロにボトルキャップ約半分を入れてたっぷり水やりする。
植付け後:1週間に約1回、同じようにジョウロに入れたものを水やりする。

★植え付けから約3~4週間後、そろそろ結球も始まってきます。
この頃が追肥のタイミングです。

家族で楽しむレタス料理

玉レタスの収穫時期のタイミングは、基本的には、玉が締まっているかどうかで判断するのですが、少し若めで収穫する方が葉が柔らかくて美味しいです。
苗が育って草丈が高くなると株が倒れやすくなるので、株元に土を寄せて倒伏防止をしておきましょう。

レタスは、一般的にサラダで食べるイメージが強いですが、最近ではレタスチャーハンなど炒め物に入れるレシピも人気ですし、涼しくなってくると、少し濃いめのお出汁をくぐらせていただくレタスしゃぶしゃぶもおいしいです。
お家でできた玉レタスは美味しさもひときわ、さまざまなレシピで楽しみましょう。