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週末マイファーム2023.11.30

週末マイファーム|紅葉を楽しむお庭

日本では秋になると「紅葉狩り(もみじがり)」と呼んで、美しく色づいた葉色を楽しむ文化があります。世界でも紅葉が見られる地域は沢山ありますが、日本は特に落葉広葉樹の種類が多いので、紅葉の見どころが多いのです。
そんな美しい日本の紅葉ですが、自宅のお庭に紅葉する樹木を一本植えておくと、日々変わる紅葉の素晴らしさを身近に堪能することができますよ。

今月はそんな紅葉をお庭で楽しむアイデアをご紹介していきます。

お庭に適した紅葉が美しい樹 ①イロハモミジ

紅葉するお庭の木と言えば、誰もが最初に思い浮かべるのはモミジではないでしょうか。
モミジにはいくつかの種類がありますが、その中でも、真っ赤に紅葉するイロハモミジがお庭にはおススメです。モミジの葉はお料理に添えると青葉も紅葉も季節感を演出してくれて、四季折々を豊かに彩ってくれる一家に一本あると嬉しい樹木です。

お庭に適した紅葉が美しい樹 ②ヤマボウシ

花の美しいシンボルツリーとして人気のあるヤマボウシですが、秋には紅葉も楽しむことができます。ヤマボウシは季節ごとに様子を変え、春には白い花、秋には甘い実と紅葉が魅力的で一年中楽しむことができます。ヤマボウシは常緑性のものや低木に育つものなど、様々な品種があるのでよく調べて購入しましょう。

お庭に適した紅葉が美しい樹 ③ドウダンツツジ

爽やかな枝ぶりがインテリアグリーンとして人気の高いドウダンツツジは、お庭に植えても耐寒性、耐暑性に優れていて育てやすく、秋には真っ赤な紅葉が楽しめます。
剪定にも強く、低木なので生垣にも適しています。

紅葉の良し悪しを決める条件とは。

■ 日中のお天気が良いこと

赤い色素の元になる糖分は光合成によって作られます。日中お天気が良いことが綺麗な紅葉となる条件のひとつです。

■ 適度な雨や水分があること

乾燥しすぎると葉が紅葉する前に枯れてしまうので、雨などで適度に水分のあることが、じつは紅葉には好い条件なのです。紅葉の名所が渓谷や川沿いに多いのは、この条件が揃っているからなのです。

■ 昼と夜の寒暖の差があること

夜の気温が高いと、樹木が昼間作った糖分を夜に使って活動してしまうので鮮やかな葉色になりません。昼と夜の寒暖の差がある方が、糖分の浪費が少なくきれいな紅葉となります。一般的に、紅葉は最低気温が8℃以下になると始まると言われていて、朝の最低気温が5℃以下の日が続くと、もっとも美しい紅葉が見られると言われています。

紅葉のお庭での過ごし方

1 チェアリング:まずは簡単にイスを持ち出して、お庭でのんびりとした時間を過ごすのも素敵です。好きな本を読んだり、お茶を飲んだり、紅葉の中で静かなひとときを過ごしてみましょう。

2 ライトアップ: お庭にライトを設置して、夜にも紅葉を楽しむことができます。ライトは地面から上方向に照らすのがオススメです。柔らかな光がお庭を幻想的に照らしてくれます。ここでは赤ワインやリキュールなど深い色のお酒が似合いそう。

 

3 季節の料理を楽しむ: 紅葉の季節には、秋の美味しい食材を活かした料理が楽しめます。例えば、カボチャや栗、秋刀魚などを楽しんでみてください。そこにはお庭からいただいた色鮮やかな葉を添えると、一段とグレードアップします。

お庭の草木は一本でも、そこに注意を向けるだけで豊かな時間を与えてくれます。

以上のようなポイントを知って、紅葉する樹木とともに秋のひとときを、さまざまに楽しんでみませんか。