BLOGスタッフブログ
週末マイファーム2023.12.28
週末マイファーム|お庭の草木でお正月を飾ろう。−自然と調和して迎えるお正月−
お正月は「年神様を迎える」日本古来の行事
日本のお正月は、その年に一歳分の年齢と幸運を授けてくださる神様をお迎えし、その年の五穀豊穣を祈る、日本の行事としては最古のものだそうです。
お正月飾りは、新しい年の年神様(としがみさま)をお迎えするための目印や、滞在していただくための「依り代(よりしろ)」です。忙しい現代では、スーパーなどで出来上がったお飾りを買ってくるのが一般的ですが、もともとは身近な自然にある縁起の良い植物たちを、手作りでアレンジして飾っていました。
買ってきたお飾りでも十分にお正月らしい気分になることができますが、今回ご提案するのは自宅のお庭にある草木を使ってお正月飾りを作ること。
縁起が良いとされる植物を使って自分たちで手作りすることで、年神様をお迎えするための心の準備も整い、新年を明るく清らかな気持ちで迎えることができますね。
葉牡丹やセンリョウを活用した生花
花の少ない冬に美しい実をつけるセンリョウ(千両)は庭木としても人気があり、丈夫で育てやすい樹木です。その豊かなイメージからつけられた花言葉は「利益」「裕福」。
昨年ご紹介した葉牡丹も同じくとても縁起の良い植物で、花言葉は「祝福」「利益」「慈愛」。
こんなふうに少しの草木でぐっとお正月らしい華やかさが広がります。
神聖な場所の印となるしめ飾り
家の門や玄関につけられるしめ飾りは、神社で見られるしめ縄と同じように、神様が宿る場所の印です。寿命が長いマツは一年を通じて緑色の葉を持ち、「不老長寿」「永遠の若さ」の花言葉を持ち、古来より縁起の良い植物として広く愛されてきました。
今では新築のご家庭にはほとんど植えられなくなった松の木ですが、ご両親や親戚のお家には植えてあるという方も多いのではないでしょうか。
難を転じて福となす「南天」は最高に役立つ庭木
ご存じ、南天(ナンテン)は“難を転じて福となす”という、厄除けと福をもたらす縁起が良い木で、門松やお正月の生け花、お祝いの席などに使われます。
南天の葉は、おめでたい意味に加え、葉の成分により赤飯の腐敗を防ぐ効果があります。また、南天の実は咳止めなどに効果がある成分が含まれていて、漢方薬として用いられています。身近なところではのど飴などが有名ですね。
南天の木には邪気を払う力があるとされるため、お家の鬼門対策として植える伝統も根付いています。 一般的な鬼門とは北東の方角を指すもので、荒々しい鬼が出入りする場所であるとされています。 風水の観点で見ると北東の方角に植えるのが良いです。
お赤飯の上にのっているのがナンテンの葉です
こんなふうに庭の草木を活用してお正月を迎えることで、自然と調和した特別な雰囲気を作り出すことができます。新年を自然と共に迎える喜びを感じながら、素晴らしいお正月を過ごしましょう。
この一年もオキホームのブログ、SNSをご覧いただきありがとうございました。
弊社は12月29日㈮~1月4日㈭まで年末年始の休業をいただきます。
本年もご愛顧いただき心より感謝を申し上げます。
皆さま、良いお年をお迎えください。