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週末マイファーム2023.05.30

週末マイファーム|有機栽培で楽しむ夏野菜「オクラ」

新緑の美しい5月は、明るい光があふれて屋外で過ごしたくなる季節ですね。週末マイファームでは夏野菜の植えつけにピッタリ。気持ちの良いこの時期、ぜひ有機栽培でチャレンジしてみましょう。今回おススメするのはオクラ、初心者にも育てやすい上に夏に大切な栄養を与えてくれる優秀な野菜です。

アフリカ生まれのオクラは夏が大好き

オクラはかつお節にお醤油でいただく食べ方だとしっかり和風の風貌ですが、実はアフリカ北東部原産で紀元前から栽培されていたといわれる立派な熱帯の植物なのです。
オクラがおススメなのは、大きくて立派な花が咲くところにもあります。フヨウやムクゲ、ハイビスカスや、綿の花など、オクラの花にそっくりの植物は沢山あります。それもそのはず、みんな同じ「アオイ科」植物なのです。全く違うように見える植物たちが、同じような花を咲かせるなんて、とても興味深くて素敵。

ムクゲ

ハイビスカス

綿の花

近頃では食べるために品種改良されたものを「花オクラ」として栽培もされていて、オクラへの興味は尽きません。

家庭菜園では、食べるだけでなく、綺麗な花を愛でて、植物の不思議さにも思いを馳せることができる、週末マイファームならではの楽しみですね。

 

花オクラ

オクラのスゴイ栄養価

オクラの一番の特徴はやはりネバネバですね。 この粘りはペクチンなど水溶性の食物繊維です。 これには整腸作用があって、便秘を防いだり、コレステロールの吸収を穏やかにする効果があります。
また、ナトリウムの排出を促すカリウムも豊富で、高血圧やむくみにも良く、抗発ガン作用や免疫賦活作用があるとされるβカロテンがレタスの3倍以上。ビタミンB1もピーマンの3倍含まれていて、ビタミンCやカルシウムも豊富なので、夏バテなどの疲労回復にはピッタリです。高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防への効果が期待できるなど、これからの季節にしっかり摂りたい栄養ばかりです。
参考:https://reachstock.jp/report_okura.html

有機オクラ栽培のポイント

オクラは、連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を2〜3年あけるようにします。
それが難しい時は、土を入れ替えるか、有機の土壌改良材をしっかりと混ぜ込んでから植え付けすると良いでしょう。
アルム農材の有機土壌改良材は有機JAS適合の安全な資材です。栽培と栽培の間に使用すると土壌の疲れを緩和することができます。

土のバランスを整える「OKY-999」https://www.almnet.co.jp/item/oky%e2%80%90999/
病害の心配がある土には「Dr.放線菌」https://www.almnet.co.jp/item/dr-housenkin/
をどうぞ。
両方とも前作の植物残渣を素早く分解してくれる効果もあります。

植付け時に気をつけることは、同じ科の植物を混作しないこと。同じ科の野菜には似た害虫が集まることが多いので、同科の野菜の株数が増えると害虫も増えてしまいます。オクラと相性の良いコンパニオンプランツである、枝豆、シソ、マリーゴールドなどとの混植がお勧めです。

害虫が心配な時に使用できる有機資材は「アルム凛」、害虫や病気に強い体力の植物に育つのは「アルム純」です。水やりの時にそれぞれ1000倍に薄めて使います。

収穫時のポイントは、少しずつ早めに収穫すること。育ちすぎのものはかたくなり、食味が劣るので、成長を眺めるのは楽しいものですが、欲張らずに小さめでの収穫がおすすめです。

今年の夏は、ぜひご家庭でオクラの栽培を楽しみましょう。