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週末マイファーム2024.01.30
週末マイファーム|コーヒーカスを再利用しよう
ドリップコーヒーは香り高く、味や風味は格別ですね。
ところで、皆さんはコーヒーを入れたあとに残るカスをどのようにしていますか?
実は、捨ててしまうのはもったいないほど、家庭の中でいろいろなことに役立つのです!
今回は、簡単でエコフレンドリーなコーヒーカスの再利用方法についてご紹介してみたいと思います。
コーヒーカスはカビがきやすいので、まずは次の方法で乾燥させながら保存しましょう。
●新聞紙に広げて天日干しをする。
●フライパンで炒って水分を飛ばす。
●電子レンジで水分を飛ばす。(電子レンジの消臭にもなります)
① 脱臭・消臭効果
よく乾燥させたコーヒーカスを、ちょっとした布や袋に入れてリボンなどで結ぶと可愛い脱臭剤になります。車の中、冷蔵庫、靴箱など置いてみましょう。
また、生ごみの入ったゴミ箱にコーヒーカスをさっと撒いてやると臭い成分を抑えてくれます。コーヒーカスは酸性のため、腐敗でできるアルカリ性のアンモニア成分を吸着・中和してくれるのです。
② 虫よけ効果
コーヒーは、アリや蚊などの昆虫、ナメクジやカタツムリ、猫が嫌う香りです。 そのため家の周りや生け垣、外壁付近の地面に、コーヒーカスを撒くと、害虫除け・猫除けの効果があります。
③ 堆肥化して家庭菜園に
コーヒーカスはほぼ99%が有機物で、その多くが炭素成分であり、窒素2%、リン酸0.2%、カリ0.3%程度を含んでいます。
また、コーヒーカスの粒子は、炭のような多孔質なので、乾燥させてから使用すると、活性炭と同じように水分や悪臭物質を取り込んでくれます。堆肥化時に他の資材と混ぜて使用すると、他の資材から発生する水分や悪臭物質を取り込んで、堆肥全体の性状を良好に保つという傾向があります。
家庭で堆肥を作る場合は、コーヒーカスを追加することで有機物を分解しやすくし、高品質な堆肥を作るのに役立ちます。肥料が完成するまでに時間はかかりますが作り方はとても簡単です。美味しく飲んだコーヒーが肥料になっていくプロセスを楽しんでみませんか。
コーヒーカスを堆肥に変えるための簡単な手順
材料:
●コーヒーカス、その他有機廃棄物(野菜くず、果物の皮、枯れた葉など)
●乾燥した草や藁(発酵が進みやすい)
●バケツやダンボールなどの容器
●種菌:無くても可能ですが、質の良い菌を増やしたい場合は、アルム農材の土壌改良材「OKY-999」300g入は種菌としても使用できます。
(https://almnet.shop-pro.jp/?pid=173181816)
手順:
① 容器に入れる:容器に上の材料をすべて入れます。
② 混ぜる: 定期的に材料を混ぜることで堆肥の分解を促進します。
③ 湿度の調整: 堆肥は湿度が重要です。手で握ってみて手がほんのり湿る程度が適切です。
④ 発酵と熟成: 時々混ぜながら、堆肥の温度が上がって十分に発酵し熟成するのを待ちます。
⑤ 完成と使用: 4〜6ヶ月して堆肥が良い香りがし、均一な見た目になったら完成です。堆肥を通気性のある袋や堆肥用の容器に移し、家庭菜園や植木鉢に使用してください。
コーヒーカスは家庭でとても役立つ素材です。発酵技術を使って堆肥にすることで、植物たちに栄養を提供し良質な土づくりをすることができます。今年もエコフレンドリーな週末マイファームを楽しみましょう。