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週末マイファーム2024.03.28

週末マイファーム|桜の季節の楽しみ方

日差しがどんどん明るくなっていよいよ春到来の季節ですね。これからの楽しみは何と言っても桜ではないでしょうか。

日本でここまで桜が愛される理由の1つは、まず、葉が出るより先に花が咲き誇ることで花の美しさが葉に隠れずに目立つこと、2つ目は、花がいっせいに咲いて、いっせいに潔く散っていくことですね。
サクラはバラ科の植物で、その品種は実に600種以上だそうですが、一般的に日本のサクラとしてイメージされているのは、主にご存じのソメイヨシノという品種からきています。

日本の桜のイメージにはこんな理由があった。

ソメイヨシノ(染井吉野)は、江戸時代後期に染井村の植木職人によってつくり出されたといわれています。花つきがよく成長が早いことから全国各地に広がりました。しかし、ソメイヨシノ同士では交配できず、接ぎ木でしか殖やせません。そのため、ソメイヨシノは最初の一本からすべて接木で増殖されており、どの木をとっても同じ性質を持っているのです。

さまざまな品種の桜の場合は、それぞれが異なる遺伝子なので開花のタイミングも異なりますが、ソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持っているクローンですから、その地域で気温の条件などがそろえば、いっせいに咲き始め、満開となり、散っていくという訳です。
日本の桜は約80%がソメイヨシノで、その上、九州から北海道のほとんどの地域で見られることから、桜の開花予報もソメイヨシノを基準にしているのです。

広島県のサクラ開花予想はこちら
https://s.n-kishou.co.jp/w/sp/sakura/sakura_yosou.html?&ba=34

 

桜の楽しみ方「おうちに飾る」

人々にとりわけ愛されている桜の樹ですが、自宅のお庭には残念ながらおすすめできません。ソメイヨシノは成長が早く大きく育つので日当たりが悪くなる、根が伸びて家の基礎を壊す、害虫がつきやすいなどの理由で、「庭に桜を植えてはいけない」と昔から言い伝えられてきました。
ですから桜のお花見は、ご近所の名所に出かけたり、小枝を買っておうちでゆっくりと愛でるのがオススメの楽しみ方です。たとえ少しでもおうちの中に桜を飾ると、見るたびに気持ちがなごんで癒されます。

花屋さんには桜の枝が、お花見の季節よりも少し前にやってきます。よい枝ぶりの花が咲く前のつぼみのものを選びましょう。一般的に切花の場合、つぼみが固すぎると花が咲かないことがありますが、桜は水を吸いやすく成長しやすいので、固いつぼみでも大丈夫とされています。斜めにカットしたところに十文字の切り込みを入れ多めのお水に生けて、暖房やエアコンの風が直接当たらない場所に飾ります。

大きな枝が手に入ったら玄関やバルコニーなどの外部に飾るのも素敵。お掃除も気楽になりますね。

桜の楽しみ方「味わう」

そしてなんといっても「味わう」という楽しみ方があります。桜湯、桜ご飯、和菓子、ケーキ、紅茶、ワインなどがこの時期たくさんあります。
おうちでお花見をしながらの食事なら、買ってきたお惣菜でもお重の器に盛っただけで、楽しいお花見弁当になりますね。お酒に散らして味わうもよし、観て食べて春を満喫してみてはいかがでしょう。