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NEW家づくりについて2025.08.07

畳にはサイズの規格があるってご存じですか?

こんにちは。
福山市で注文住宅のことならおまかせ!オキホームです。

和室の広さを表すときに使われる「◯畳」という言葉。
実は畳(たたみ)の大きさは、地域によって少しずつ違いがあることをご存じでしょうか。 畳は全国共通のサイズが決められているのではなく、建築の基準や文化の違いによって数種類の規格が存在しています。

◆主な畳のサイズとその違い

最も広い畳が使われているのが「京間(本間)」サイズ。関西地方を中心に使われ、1畳あたり約191cm×95.5cmとやや大きめです。
これに対して「関東間(江戸間)」は約176cm×88cmと一回り小さく、関東エリアを中心に採用されています。
さらにマンションやプレハブ住宅などでは「団地間」というさらに小さなサイズ(約170cm×85cm)が使われることも。
このように同じ「6畳の和室」でも、使われている畳のサイズによって実際の面積は変わってきます。そのため間取り図を見ただけでは、部屋の広さを正確にイメージしにくいこともあります。

◆なぜサイズが違うの?

畳の大きさが違う理由は、建築基準の違い時代背景施工のしやすさなどが関係しています。
例えば、京間は畳サイズが決まっており「畳割り」によって部屋の寸法が決まります。一方で関東間は柱の芯々を91㎝を基準として部屋の寸法を決めます。いわゆる「柱割り」となるため部屋の広さによって畳のサイズが微妙に違います。

◆畳選びのポイントは?

お住まいの地域や間取りに合ったサイズを選ぶことが基本ですが、デザイン使い方によって自由にアレンジするのもおすすめ。
最近では、正方形に近い「琉球畳風」や、フローリングに合わせやすいカラー畳など、モダンな和室づくりも増えています。

畳は日本の暮らしに寄り添ってきた床材です。
サイズの違いを知ることで、より快適で楽しい空間づくりをしてくださいね。