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週末マイファーム2024.10.31
週末マイファーム「オリーブをシンボルツリーで楽しむ」
シンボルツリーにぴったりのオリーブ
オリーブは常緑の高木でイタリアやスペインなど地中海沿岸を原産地とする樹木ですが、最近では日本でも若いご家庭のシンボルツリーとしてとても人気です。
オリーブの木の魅力は、まず一番にその美しい葉色です。スモーキーでシックな緑色とシルバーがかった明るい葉の両面のコントラストがとても美しく、オシャレな雰囲気が演出できることや、一年中枯れることなく茂っていることが、シンボルツリーにぴったりと言われる所以でしょう。
そして、花や実がなって食べる楽しみがあることや、強く育てやすいことも大きな魅力です。
今月はわが家に迎えたい、そんなオリーブの木についてのお話です。
世界的に有名なオリーブの逸話
聖書の一説「ノアの箱舟」のお話をご存知ですか。
堕落した人間を滅ぼすことを決めた神様からお告げを受けたノアは、巨大な箱舟を造ります。あらゆる動物のつがいを乗せて大洪水が収まるのを待ち絶滅をまぬがれた、という有名なお話です。
ノアは大洪水が終わったかどうかを知るために、何度か舟からハトを飛ばし、最初すぐに戻ってきたハトを見て洪水がまだ収まっていないことを知り、次に飛ばしたときは、ハトがオリーブの小枝を口にくわえて来たことから樹木が頭を出してきたことを感じ、最後はハトが戻ってこなくなったことで平和な大地がよみがえったことを知ったといいます。このお話から、オリーブの木は「平和のシンボル」とされています。
オリーブ栽培のポイント
オリーブは太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌とたっぷりの水が大好きです。
そして自家受粉しにくいことが大きな特徴で、実をならせるためには、異なる品種を少なくとも2本以上植える必要があります。しかし緑を楽しむ目的なら無理せず一本植えでゆったり育てるのが良いでしょう。剪定した小枝はスワッグにしてもオシャレです。
オリーブの実の楽しみ方
オリーブの果実は10月から11月ごろが収穫時期で、緑色から徐々に黒紫色へと熟していきます。グリーンオリーブは渋みが強いものの、フレッシュで香りが芳醇、ブラックオリーブは完熟して渋みが少なく食べやすくなります。
オリーブの実の渋みは虫や鳥、動物から身を守るために木が作り出すもので、そのお陰でオリーブは比較的、害虫による被害が少ないと言われています。この渋みの成分はポリフェノールなので、人の体には抗酸化作用をもたらす嬉しい成分です。さまざまな方法で渋抜きができますが、食べやすくするために渋みを完全に抜いてしまうと有効成分もなくなってしまいます。
渋抜きにはさまざまな方法がありますが、塩漬けやピクルスにしてワインのお供にしたり、ピザやパスタのトッピングにしたりと、わが家のオリーブで大人の料理が楽しめたら最高ですね。
家庭でオリーブの実を美味しく食べる12の方法
https://organic-olive.com/recipes/1513/#b